加賀の井酒造株式会社は、新潟県糸魚川市にある酒造です。創業は江戸時代の慶安3年(西暦1650年)ですから、本年創業350年を迎えます。酒どころ新潟県の酒蔵のなかで、最も古い歴史のある酒造会社です。代々の当主は、各地の酒蔵へ出向き最新の酒造技術の収集に務め、いつの時代も本物の酒造りを目指して今日に至っています。創業当時の蔵元が、他県の酒造りを調査した記録を古文書として今も大切に保存しておりますし、この酒造りの姿勢も現在に受け継がれています。
当社の酒造りに対する基本的な姿勢を簡単にご説明します。お酒は嗜好品ではありますが食品です。ですから、安全が第一だと考えています。安心して飲めて、体に優しく長く付き合えるお酒を造っています。日本酒は食事とともに楽しむのが最良です。その時々の食事に合うお酒を探すのも、お酒の楽しみ方のひとつだと思います。ただ、あまり固執しすぎてしまうと楽しくありません。肩肘を張らずにリラックスして飲むのが一番です。日本酒は、もっともっと身近にあって然るべきだと思います。

 
元禄十年、当時の『加賀の井』の当主は、酒は水しだいと考え、新井戸を掘った。
従来の井水よりも「酒母のゆるみよく、味のり上々吉、寒造りの使用可然」という結論を得た。
田舎酒と軽視された越後の片すみで、往時の主人は酒質の改良を心掛けた。
『加賀の井』はその頃より、水を大切に考えている。
水は昔は今も変わらない。酒造りの心意気も変わらない。
酒は生きもの。酒を愛し、手をかける程、良酒が生まれる。
朝は暗いうちから世話をし、寝ずに酒の顔色を見る夜もある。
杜氏、蔵人のこの情熱が『加賀の井』を育む。

 
加賀の井酒造の酒造りは、生きものを育むが如く丹念に各工程を進めていきます。
美味しい酒を造る為の努力は歴代の杜氏・蔵人により、
創業以来、たゆまず行っているものと自負しております。
『加賀の井』の酒造りの工程を簡単にご紹介します。